り り ち ゃ ん と ホ ー ム ペ ー ジ を 作 ろ う !

フレームの達人になろう!

今月号で紹介したホームページ作成用ソフト「楽タグ」は、オンラインソフトNAVIからインストールできます。

この「楽タグ」を使って、今回はフレーム作成にチャレンジしてみました。
でも、「HTMLタグは初めて!」という人にはちょっと難しい印象があったかもしれません。
HTMLタグはよくわかんないけど、自分のホームページをフレームを使ってカッコよくしたい! そんなあなたはぜひこのページを読んでスキルアップしてください。基礎からしっかりマスターできてしまうから、すぐにフレームの達人になれます。

本誌でも紹介してありますが、「楽タグ」を使えば、フレーム作成に必要な操作はわずか以下の3ステップだけ。

1.[タグパレット]ボタンをクリック!

2.[フレーム系]ボタンをクリック!

3.[画面を横に分割]ボタンをクリック!

これで、以下の白い文字の部分を「楽タグ」が自動的に挿入してくれるので、あとは緑色の文字の部分を任意に指定するだけ。これがキホンです。SRC="  "には、そのフレームに表示させたいページ(HTMLファイルの名前)を指定します。NAME="  "にはその「フレームの名前」をそれぞれ付けます。


<FRAMESET ROWS=30%,70%>
<FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
<FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
</FRAMESET>

こんなカンジで表示されます。

ここまでのやり方は本誌でも紹介しています。
では、フレームを縦に分割してみたい場合のやり方を覚えましょう。

1.[タグパレット]ボタンをクリック!

2.[フレーム系]ボタンをクリック!

3.[画面を縦に分割]ボタンをクリック!

操作は[画面を縦に分割]ボタンをクリックする以外は同じです。
緑色の文字の部分は上とまったく同じで指定してみました。


<FRAMESET COLS=30%,70%>
<FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
<FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
</FRAMESET>

ちゃんとこんなカンジでフレームが縦に分割されて表示されたはずです。

つまり、次の表のように、フレームを縦に分割するか横に分割するかでHTMLタグが違うことがわかります。

[画面を横に分割]ボタンFRAMESET ROWS=
[画面を縦に分割]ボタンFRAMESET COLS=

これでフレーム作成のキホンがわかったと思うので、さてクイズです。次のようなフレームを作りたいときはどうすればよいのでしょうか?

答えは、次のとおりです。
まず、FRAMESET  ROWSでフレームを横に分割(上下に分割)してから、下側のフレームをFRAMESET  COLSでさらに縦に分割(左右に分割)するわけです。


<FRAMESET ROWS=30%,70%>
<FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
<FRAMESET COLS=30%,70%>
<FRAME NAME="green" SRC="green.html">
<FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
</FRAMESET>
</FRAMESET>

なお、<FRAMESET>というHTMLタグを2つ使ったので、</FRAMESET>も2つ必要になります。

注意  HTMLタグのキホンは、<FRAMESET></FRAMESET>のように対応させて使わなければなりません。

では、次のようなフレームを作りたいときはどうすればよいのでしょうか?

わかりましたか? 答えは、次のとおりです。
まずFRAMESET  ROWSでフレームを横に分割(上下に分割)してから、次に上側のフレームをFRAMESET  COLSでさらに縦に分割(左右に分割)して、その後で下側のフレームを指定するという順番になります。


<FRAMESET ROWS=70%,30%>
  <FRAMESET COLS=30%,70%>
  <FRAME NAME="green" SRC="green.html">
  <FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
  </FRAMESET>
<FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
</FRAMESET>

なお、<FRAMESET>というHTMLタグの位置に注目してください。
見やすいように字下げしてみたのですぐにわかると思いますが、<FRAMESET  COLS></FRAMESET>のブロックが<FRAMESET  ROWS></FRAMESET>の入れ子になっているのです。

では、FRAMESET  ROWSFRAMESET  ROWSの順番を次のように入れ替えてみると、一体どうなるでしょうか?


<FRAMESET COLS=30%,70%>
  <FRAMESET ROWS=70%,30%>
  <FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
  <FRAME NAME="green" SRC="green.html">
  </FRAMESET>
<FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
</FRAMESET>

こんなカンジになります。左側のフレームだけが横に分割(上下に分割)されます。

このように、フレームでは<FRAMESET>で分割した順番が一番重要なことで、</FRAMESET>の位置がその区切りとなります。
これを知っていれば、次のような4分割のフレームだって簡単に作れてしまうのです。

じつは4分割のフレームを作る方法には2通りあり、ひとつめの方法は次のとおりです。

最初に<FRAMESET  COLS>に分割(左右に分割)しておいてから、<FRAMESET  ROWS>で、左側のフレーム→右側のフレームという順番にそれぞれに分割(上下に分割)するわけです。


<FRAMESET COLS=30%,70%>

  <FRAMESET ROWS=70%,30%>
  <FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
  <FRAME NAME="green" SRC="green.html">
  </FRAMESET>

  <FRAMESET COLS=70%,30%>
  <FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
  <FRAME NAME="yellow" SRC="yellow.html">

</FRAMESET>

もうひとつの方法は、次のとおりです。

最初に<FRAMESET  ROWS>に分割(上下に分割)しておいてから、<FRAMESET  ROWS>で、上側のフレーム→下側のフレームという順番にそれぞれに分割(左右に分割)するわけです。


<FRAMESET ROWS=70%,30%>

  <FRAMESET COLS=30%,70%>
  <FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
  <FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
  </FRAMESET>

  <FRAMESET ROWS=30%,70%>
  <FRAME NAME="green" SRC="green.html">
  <FRAME NAME="yellow" SRC="yellow.html">

</FRAMESET>

一見難しそうなフレームも、組み合わせパズルみたいなたったこれだけのこと。

あとは、どちらの場合も、フレームに表示させたいHTMLファイルの指定さえ間違わなければ、いろいろ試しながらフレーム分割比率を調整するだけ。

ただし、真っ白なページが表示されてしまい、フレームがまったく表示されないなんて“うっかりミス”もじつは多いから気を付けましょう。
つまり、次のように<FRAMESET></FRAMESET>が、</HEAD><BODY>の間に挟まれた位置に入力していなければ、フレームは表示されないわけです。


</HEAD>

<FRAMESET COLS=30%,70%>
<FRAME NAME="head" SRC="riritop.html">
<FRAME NAME="main" SRC="riri01.html">
</FRAMESET>

<BODY>

ちゃんとフレームが分割できるようになったら、あとは、そのフレーム内に、思ったとおりのページをジャンプ先として表示できるようになれば、あなたはもうフレームの達人といってよいでしょう。
あるフレーム内のリンクをクリックすると、別のフレームにそのジャンプ先が表示されるという、まさにフレームを使ってみたくなる仕組みの「アレ」のことです。

ちなみに本誌でも紹介していますが、リンク用のHTMLタグは<A  HREF></A>で、フレームで使うときは、次のように指定します。


<A HREF="room.html" TARGET="main">

HTMLタグ<A  HREF>の中にTARGET="  "を追加して、そこにジャンプ先のページを表示させたい「フレームの名前」を指定します。
フレームの名前とは、<FRAME NAME="  ">で付けたもののこと。ここでは、例えばmainを指定しています。

これだけ覚えておけば、今日からあなたもフレームの達人ですから、頑張ってチャレンジしてみましょう。